先日、直島に行ってきた。
朝7時半に出発、だいたい10時ごろに高松港に到着
が、ここで大問題が起きる。
止めようと思った駐車場が満車だった。
数台規模の小さいコインパーキングではなく
126台スペースがある駐車場がである。
正直、止められるものと考えていたので
プランBを考えていなかった。
仮に別の駐車場を探して止めていても
時間的に船に乗れない可能性がある。
もともとはここに止めて5分前行動くらいだったから。
そう、長時間止めても600円のその駐車場は
近隣のビジネスマンにも利用されてそうだった。
先週行った時に駐車できたのはお昼休みだったからだ。
仕方ないので10時14分の船に乗るのは諦め
どうしようかな…と車を走らせセブンイレブンへ
財布に1万円ほどしか入っていないので1万円を降ろす
車内を少し整えて、先週書いそびれた本を買いに
宮脇書店総本店へ向かう。
ここでトイレを済ませ、あの本どこだっけと探し
無事に本を購入。この時点で11時くらい?
どこかでお昼を食べてもいいが、またお昼の便に乗れないと困る。
なので改めて駐車場に向かった。
思えばここでもっとプランBを色々探すべきだった。
そして126台駐車場に向かったがまだ満車。
そろそろ空かないかなと周りをぐるぐる回る。
全然空かない。仕方ないので近場のスーパーに向かう。
このままではお昼を食べそこねる可能性があると考え
チキンとお菓子を購入。
ここで少し時間を調整しつつ12時過ぎにスーパーを出た。
しかし、空かない!!!
だんだん焦りだすが、空くのを願ってぐるぐるするしかない。
時は一刻一刻と過ぎていき、ついに先週止めたくらいの時間になった。
やった!!空いた!!!
奇跡である。1台分だけ空いてた。
自分が止めたら満車表記になったので本当に奇跡。
むしろここで止められなかったら
昼の便すらも乗り過ごし
先週と違って何の為に朝早くから来たか
わからなくなるところだった。
時間は12時半、出向まであと10分しかない。
しかし港までは歩いていたら10分掛かる。
かなりギリギリである。
つまり走るしかない。
その甲斐あってなんとか間に合った。
券を買って違う船に走り出していた俺を
直島行きこっちですー!って呼んでくれたスタッフさんにも感謝。
青い空、青い海の船旅
走ってきたので船内は温かった。
スーパーで買ったチキンを食べた後はデッキへ。
船内で脱いだコートを着るくらいには
やはり海風は肌寒かった。
船旅はだいたい40分~50分
あっという間だった。
直島でお昼を食べようと思ったが
既に昼時のピークを過ぎ、あと数十分で14時
お昼まで営業の店は閉め出すころ。
フェリーの近くにうどん屋があったので
やっぱ香川ならうどんでしょって行ったら定休日だった
まじか…
じゃあ地中美術館のカフェで昼食をと思い
直島の南側を徒歩で移動。
南側はまじで商業施設がないので
道中で何か食べようという誘惑が起きない。
道中は綺麗な海を眺めながら写真などを撮りつつ歩く
普通に歩くだけより時間は掛かる。
それでも地中美術館には14時半くらいには到着していたと思う。
チケットセンターでチケットを購入し入館
チケット代は2100円ナリ
地中美術館には大きく3カテゴリ
モネの作品を展示するルーム
白い部屋にモネの作品が5点ある
なんというか静寂というか、白の世界で見る絵画
良い雰囲気ですねぇ。
床のタイルを汚さないようにスリッパで履き替えて鑑賞する
次はタレルの部屋。タレルの3作品が3作
青い光キューブを作ってるのが入口にある
後で「えっ、これも作品だったの!?」ってなった
てっきり美術館のおしゃれ照明かと
そしてオープンフィールドへ
実はこれプロジェクターで作品を見せられるのかと思った。
しかし、階段を登りスクリーンの前へ
よく考えたら、この時点で後ろから光があったなら
スクリーンに影ができるはずだけど無かったんだよな
係員の方がもっと前に行って大丈夫というので踏み出すと
プロジェクターのスクリーン(に見えた)の中に入れた
そして中は奥行きのある空間
これはなかなか面白い錯覚のトリックというか
えっ、中に入れるの!?から
えっ、まだ前に進めるの!?って感じだった。
このオープンフィールドだけは
自分の目で体験しないとわからないと思う。
タレル作品最後はオープンスカイ
この青空と光の入り具合が作品なのだろう。
これ雨の日はどうするのかなと思ったが
そもそもがLEDらしい?
つまりこの青空に見える光景などはLEDということだろうか
検索してみたら日中は自然光らしい。
じゃあ自分が見たのはその時の青空だったということか
オマケにガラスとかも何もないらしい
遮ることのない青空
雨の日はそのまま雨が入ってくるとか
夏の夜は光に誘われて虫が入ってくるという感想も
壁の色を変えると空が赤や緑になったりするらしい
なるほど、LEDというのはそちらの光だったか
日中は光らせても空の色を変えることができない
だから自然光で、夜は夜空とLEDによる色変えかな?
なんというか雨降ったらどうするんだろうとは思ったけど
ガラスすらなく雨降ったら椅子も濡れてる感想を見て
まさか本当に自然ありのままとは思わなかった。
自分の時はまだ青空でのんびりとできたし
まだ肌寒く虫もいなかったのでよかった。
最後はウォルター・デ・マリア
広い空間に階段があり、真ん中に黒い球体
壁の周りには金箔に塗られた木の棒が3本セットで並んでいる
これも静寂の中で鑑賞する作品らしい。
ふむ、空間芸術
金箔の杭?は四角だったり三角だったり六角形だったり
これもきっと意味のある配置なのだろう
地中カフェは売り切れもあったし
うーん、別にいいかと食べずに出てきた。
帰りは入口にあるストアで買い物
やはり、せっかくなので何か来た記念に買いたい
自分が買ったのはガイドブックと栞とメガネクリーナー
ポストカードも買おうと思ったけど
ガイドブックにある写真で良いかなって。
ガイドブックはバーコードとか書いてないから
書店では買え無さそうだから買った。
栞はモネの絵的なもの、メガネクリーナーはシンプルな地中美術館
ガイドブック1100円、栞660円、クリーナー550円、袋20円
旅先は財布の紐が緩む
幸い持参したチョコレートとスーパーのチキンで
空腹感はないのでそのまま東へ歩き李禹煥美術館へ
入館料は1050円だったかな
ここでも3点ほど
黒い鉄板がある所にある岩
なんか白いキャンバスにちょっとだけ筆を滑らせたような展示?
岩の影にプロジェクター的なスクリーンを移す展示
瞑想の間という4つの部屋
スタッフは受付に1人、展示の通路に1人、売店に1人
3人という少人数だった。
李禹煥美術館に関しては美術館よりも
外の広場の方が価値あるかも?
まぁ、広場は無料だけど広場分の料金と思えば
美術館も有りかな。
広場には大きなアーチの無限門と呼ばれるオブジェがあって
海も相まって絶好の写真スポットだった。
俺は1人なのでアーチしか撮影してないけど
誰かと一緒に写真取るにはいい感じの場所だろう。
そして更に道沿いを歩く。
ベネッセミュージアムがあるが時間的な問題と
食事抜きで歩く疲労と費用的な問題でスルー
今は食事を求めていたがなにもない。
そのままベネッセハウスパークへ
時の回廊やガラスの茶室はもう営業終了している残念
そのまま野外展示を撮影し、もうお土産を買うなら
ここしかないだろうとベネッセハウスショップへ
1350円ほどのバタークッキーを購入
黄色いかぼちゃの紙パッケージにクッキーが梱包されてる。
ぶっちゃけるとクッキーとして買うと高い。
ケーキ屋さんでもクッキーが何個も買えるだろう。
しかし、この商品の価値はパッケージが
そのままペーパークラフトのようなオブジェにできること
直島の思い出として部屋に飾って置ける。
そうしたデザイン性も値段に含まれているだろう。
そして何よりクッキーが美味しい。
このクッキーは小麦粉ではなく米粉を使っている。
そして和三盆と直島の天日塩ソラシオを使用
他の商品は着色料が使われていたりする場合もあるが
この黄色いかぼちゃパッケージのクッキーは無添加である。
ちなみにかぼちゃは含まれておらず、アーモンドが入ってますおいしー。
クッキーとしてだけ見たら高いが
デザインと空き箱も活用できること
何よりクッキーの上品な美味しさが満足度高い。
その辺のマーガリンやショートニングを使ってる安物とは違うのがわかる。
また行ったら買ってしまいそうだ。
そして限定アクリルプレート
船、旅、美、直、島、芸、家といった
直島に縁のある感じが1文字プレートされてる
ちゃんとそれぞれどんな意味がある漢字かも記されていて
直だけ直島の直で島と組み合わせると直島で笑った
ちなみに自分は直を買った。
このアクリルも1つの文字で色の組み合わせが色々ある。
同じ直でも自分が欲しい色の直を選ぶことができた。
あとはa~zのアルファベットのアクリルがあった。
これは組み合わせて好きな文字や名前を作れるね
クッキー1350円ほどアクリル1760円ほど
ぶっちゃけアクリルも高価
まさに記念で買うから財布の紐も緩む。
更に東に向かいつつじ荘へ
ここはトレーラーやパオなど宿泊施設としても
また変わった感じがするらしい。
奥まで見てないから実際には見てないけど。
つつじ荘前にはバス停、トイレや直島食堂があり
ここでトイレ休憩。
ここの目玉はおやじの海が流れる石碑?みたいなとこ
スイッチを押すと大音量でおやじの海が流れる。
初めて聞く歌だけど、流行っただけあってクセになる。
しかし、宿泊しててこれ何回も流れてきたら
またかよって宿泊客なりそう。
何しろ男性歌手が3番まで歌ったあと
女性歌手で3番まで計6番8分ほど流れるのだ。
もうこの周辺で働く人とかは歌詞見ずに歌えそう。
夜9時以降はスイッチ押しても流れないようだが
それまでは流れるの結構たいへんかも。
幸い、英語のメッセージとかはないので
日本語が読める人じゃないとスイッチを押さないかもしれない。
でも、おやじの海は良い曲です。
演歌なんてTVで流れても耳を傾けないし
下手したらチャンネル変更になる
昨今ではイントロが長い曲は好まれないと聞く
タイパ重視ではよ歌えとなる時代
そんな演歌もこうした場所では聞き入る
これも旅行の醍醐味かもしれない。
ご当地に縁ある演歌はこうして聞かせられることが
できるのではないだろうか
そのまま道沿いに歩いて
晩ごはんは直島右下の住宅エリアにある
積むというラーメン屋で担々麺でもと思ったが
帰りはとん太のラーメンにするかと思ったのと
割りと歩くのが限界というか
行って食べてる間に帰りの便逃したらどうしようと
時間は18時ほど、もうつつじ荘で次のバスを待ち
港に帰ることにした。これは正解だったと思う。
つつじ荘にバスが来るのが18時39分
そしてラーメン屋があるエリアはその5分後くらい
あのままラーメン屋に向かって
食べ終える前にバスに乗れるかわからない
バスならもう5分10分もあれば港に帰れるが
徒歩なら45分とグーグルマップが言ってる
バスに乗り遅れると帰れないかもしれない。
何よりもう半日歩いてエネルギーも補給できてないメンタルでは
大人しくバスを待つという結論に行き着く。
乗り遅れたらまじで帰れないからね
最終便が19時45分だから。
バスで港に帰ると40分ほどは暇を持て余す。
その間にライトアップされたオブジェなどを撮れたので
それはそれで良かったかな。
晩ごはんの誤算
直島でラーメン屋に向かわずバスで帰宅する選択
これは帰りに間に合わないことを回避した
間違っていなかったと思う。
しかし、帰りはとん太に行くしな…と思っていたら
とん太が木曜日が定休日というミス
これは計算外だった。
木の崎うどんが木曜定休日だったし
今日はその辺で縁がなかったかもしれない。
幸い、先週行った時に夜も開いている
丸福というラーメン屋を見つけていたので
今回はそこに行くことに。
夜遅くまでやっているので、店内には2グループお酒を飲んでいた。
ラーメンだけ目当てに来ているのは俺だけという。
とりあえずにんにくラーメンを注文。
ここの名物?はマヨネラーメンと餃子らしいが
マヨネーズという変わり種を選べなかった。
にんにくラーメンはだいたい普通のラーメンににんにくをトッピングする
だからある意味でノーマルに近いだろう。
味はあっさり系で鶏ガラの旨味があるので
決して退屈な味ではない。
夜こうして飲む人たちにはピッタリだろう。
お腹空いてたし美味しかった。
ただ、俺はこってり系が好みなので
次はまた別のお店を開拓しようと思う。
とん太に2度行くのはとん太ラーメン以外も食べてみたいから
とん太ラーメンは豚骨醤油のようだが、割とあっさりめ
人気なのは味噌ラーメンらしい。
+300円で前は焼肉丼を追加したが
今度はチャーハンを頼む予定。
3度目があるかは次の2度目で決まる。
もう既にまた直島へ行きたくなってる
高速旅客船に乗り高松に戻り
車を運転して帰宅。
活動できたのが6時間ほど
あまりにも短い。平日の仕事時間よりも短い。
回れなかったところも多く
ソラシオとかも買えてないし
直島でご飯も食べてないし半分も堪能できてない。
今回の直島旅行で掛かった費用は11672円
減ったガソリン代を入れたら13000円超かな?
フェリー自体はまったり海の旅
帰りは最終高速船でも往復1740円
大半が美術館の入館料とお土産代である。
また行くならフェリー代はそこまで高価ではないけれど
お土産代とか行けてない美術館とかを考えると
また1万円くらいは最低でも持っていきたいところ。
行く前に1万円降ろしておいて正解だったな
もう財布に8千円しか残ってない。
昼前から直島を巡れていたらまだ違っただろうけど
再訪するとしたら駐車場が一番の問題かな
スペーシアパイプ
実を言うと直島に行く前日に香川入りして
車中泊で移動距離を短くしようと考えていた。
そのため、水曜日はコーナンでパイプを組み立てていた。
助手席側の足を60cmにして、7cmくらいカット
これが非常に時間かかった。
ダイソーで550円で買ったパイプカッターで1本30分
しかも手で握るので後日手の筋肉痛になった。
2本カットするだけで1時間
まだ寒空の中、コートと手袋とイヤーマフの装備
実を言うと横幅用の45cmも突き出た分をカットしようと思ったが
無理、最低限の足しかカットしたくない。
2本が限界。突き出た分は4方向ジョイントでカットしなくても組めるし。
突き出させた分、エアコンパネルも見やすくなった。
何より幅が短くなった分、短くカットした木材が
そのまま使えることになった。
これは嬉しい誤算。
コーナンの駐車場で組み立てたのは
足りない部品があれば買いに行けるから。
案の定必要なものが出た。T字ジョイント2つと
60cmをカットした端材を後部座席の足にする時のキャップ
ゴム足が良かったけど売り切れてたからプラスチックに。
そしてT字ジョイントも一つはT字じゃないタイプにして
ドライバーが必要だったためダイソーでドライバーを購入。
そんなこんなで飲まず食わず
日が落ちてからも作業を続け
3時間半でスペーシアパイプベッドが完成した。
かなり満足。
今までクッションとか大量に買って段差を埋めてたのに
特にムーヴはフラットにならないから
ニトリやダイソーで110円じゃないクッションをよく買った。
スペーシアパイプは合計で13000円くらいだろうか
どんなに多くても15000円未満のはず。
これならもっと早くパイプを組むべきだったな。
とはいえベッドキット13000円だと躊躇してたが
こうして部品を買い揃えるのは少し楽しかった。
ユニプラジョイントは高かったが
車検の時に分解して片付けるのもしやすい。
車に搭載していた荷物もパイプを組んだおかげで
だいぶ減らせた。
この日3時間半、別の日1時間半で
パイプを組むのは合計5時間掛かった。
余った部品は45cmが3本で750円分
ジョイントは余らなくてよかった。
何か作る時にこの45cmは活用しようと思う。
さて、この日は車中泊に向かう気力は沸かなかった。
3時間半も寒空の中で立ちっぱなし作業で
そこまでの余力が残らなかったのである。
そして翌日、早く起きて向かったのに
駐車場が止められずに昼出港になったのは上記の通り
もうそろそろ車中泊は難しくなってくるが
今年の冬は車中泊で小豆島に行きたいと思う。
今回はごちゃごちゃしていた車内を整頓するのに
ちょうどいい機会であった。
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