ディスコのコミュニティで惹かれる人物はそう多くない
むしろそういう人ほど気付けば離れていってしまう
その中の1人も去年末からinしなくなり
ディスコにinしないならメッセージも見ないと思ったので
steam経由でメッセージを送っていた。
それにも特に反応はなかったが
地震があった時に心配して安否確認のメッセージを送ってくれた。
そこからいくつか会話をやり取りできるようになったのである。
去年オススメの居酒屋を紹介してくれていたので
先日、高知に行った時に伺った。
残念ながら目玉もカツオのたたきは食べられなかったが
行ったことにより報告ができる
そして先日その返答があり
明日からフィリピンに行くと教えてもらった。
始発で出発するので、寝ないように会話に付き合った。
自分も翌日は休みなので問題なかった。
これは非常にタイミングが良かった。
なぜなら、リアルタイムでチャットをするには
双方がオンラインでなければならないから
彼がフィリピンに行ってからメッセージを確認していたら
こうして長く会話を重ねることはできなかっただろう
steamはPCでしかお互い見ないから
俺も平時ならPCを確認すらしてないことが多い
それなのに、この日はたまたまPCを起動する用事があった
自分は翌日休み、相手は翌日フィリピン
まさにめぐり合わせというべきものだった。
約4時間ほど彼と取り留めのない会話を続けた。
せっかくなのでいくつか切り込んだ質問もする。
やはりなぜディスコに顔を出さなくなったかである
聞いてみるとIDとパスワードがわからなくなったからという
そしてゲームのコミュニティであるため
そのゲームをプレイしなくなった身としては戻りにくいと
バイクツーリングコミュニティになったら戻ると言ってた
まぁ、わからなくはない
やはりそのゲームの話がメインの時は
引退しているとわからない話になる。
現役ならともかく、あえて引退した後で
入る気力が湧くコミュニティではないだろう。
そして聞きたかったこと2つ目
彼の愛兎のことである。
実はペットロスなのではと勘ぐったこともあった
だが、ログインできなくなっただけなので
彼の愛兎も無事だった。よかった。
ただ10歳を過ぎたので活発ではなくなってはいるようだが
俺も好きな彼の兎ちゃんには元気でいてほしい。
それから色々な話をした。
フィリピンのご飯は美味しくないがフルーツは美味しいと
スーパーにあるドリアンの匂いを嗅ぐと
フィリピンだなぁという気持ちになること
ドリアンは安価だが、マンゴスチンはフィリピンでもちょっと高級であること
ドリアンは忘れられない味なので一生に一度は食べてみるといいことなど
そして彼が英語を話せる理由として
高校の時は英語嫌いすぎて先生を困らせていたが
その後に語学留学をしていたこと
当時はツンツンしていたので、自分より成績悪い日本人とは関わらないようにして
毎週模試を受けて、みんなが飲みに行っている間に
模試の復習をしていたら成績が一番になったという。
かっこよすぎると同時に
やはりデキる人は環境にも拘る。
俺は彼のように一度でも本気で何かを勉強していただろうか？
勉強したと言えるのは中学の時に高校受験くらいだけだ
大学には行ってないし、自分よりレベルの低い高校を選んだので
在学中も特に勉強をがんばる必要はなかった。
彼のように外国に住み、成績の悪い日本人とは喋らず
ひたすら勉強して英語を身につけられる人がどれだけいるだろうか
もし俺が留学したと仮定したら
日本語ができる日本人とばかりつるんでいたことだろう
そして帰ってきても英語はロクに離せず
帰国子女という看板だけしか得られなかったかもしれない。
正直なことを言うと、すごく英語ができるようになりたい
これから先の将来を考えてというのもあるが
英語ができれば世界が広がりそうでもある
何をするにしても基礎は英語になる気がする
AI関連のことを調べていても英語の情報も多い
いくら今は翻訳が発達しているとはいえ
翻訳を介さず理解できるのとでは雲泥の差があるだろう
そして日本人に話しかけることは難しいが
観光に来ている外国人に話かけたら
面白い話が聞けるかもしれない。
彼いわくコミュ力ないけど英語ではコミュニケーション取れるという
（正直彼にはカリスマ性があると思うが）
確かに日本人に話しかけるよりも
外国人に英語で話しかける方が話しかけやすそうな気もする
俺は中学の時にすでに英語は捨てた
まったくわからなくて英語で合計点を落としてた。
ギリギリ赤点だけは回避できるレベル
そんな俺が英語勉強したいと思うなんてね
色々なことが三日坊主になってるけど
英語は全ての土台となると
これはガチで身に付けた方がいい気がする
そして今までだらけてた人間としては
ここで本気で勉強しないで、どこで勉強するのって感じだ
今まで本気で何かに取り組んできたことなんて無いんだから
彼の生き方は俺に新たな風を吹かせてくれる。
彼の刺激がある生き方を選ぶという北極星
退屈よりドキドキ
そういう生き方って良いよねと思えた。
そう、全てが俺と真逆だったんだ。
何の努力もしてこなかった上に
刺激よりも何も無い平凡を選んでいた俺
でも、それじゃ何も手に入らないんだよね。
何も持っていないことを身を持って知っている。
スキル、特技、趣味どれも胸を張ってあると言えない。
彼がいなかったら、俺は近隣とはいえ
今みたいにお出かけを始めていたかどうか
俺も退屈な日常をおさらばしたいというか
今までと違う記憶を求めだした。
俺は彼のおかげでぷち旅行に出かけるようになった。
今度は彼のおかげで英語を勉強したと言えるようになりたい。
リアルにこの人の生き方、考え方いいなと思えたのは
彼が初めてかもしれない。
著名人や雲の上の成功者とは違う
ただ同じゲームをやっていから出会った仲
だからこそ、平等に近い目線で見られた。
こうやって惹かれる人とか
憧れ？のように思える人はそういない。
俺にも直感で良いなと思う人が現れたのだ。
俺も彼のようになってみたい。
彼の感性の片鱗でも得たいのだ。
そしていつかバイクの免許も取ろう。
彼とツーリングすることは
これからのささやかな夢かもしれない。
そのためのロードマップとしては
英語を身につける、それで収入アップを目指す
お金に余裕ができたら
免許とってバイク買ってみたいな？
彼には感謝しているが
更に彼のおかげで人生が変わったと言えるように
俺も努力したいきたい。
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